3月3日は、「耳の日」です。また、3月3日から9日までは「愛の援聴週間」です。

「愛の援聴週間」制定の経緯ですが、ライオンズクラブ国際協会334-C地区(静岡県)
では、愛の援聴運動という奉仕活動を推進しており、聴覚障害のある方についての
県民への理解を促進するため、県として「愛の援聴週間」を制定するよう求めた請願が、
静岡県議会に出されました。この請願は、昭和57年10月19日の本会議において
採択され、
これを受け県では、毎年3月3日(耳の日)から1週間を「愛の援聴週間」と定めたものです。

さて、新型コロナウイルス感染症感染拡大を防ぐための「新しい生活様式」は、
聴覚に障害のある方々の日常生活にも大きな影響を与えています。

例えば、聴覚に障害のある方々は、相手の口の動きや表情から会話の内容を知ることがあり、
マスクを着用しているとそうした情報を得ることが難しくなります。

また、飛沫などの飛散防止のため、対面しての会話を避け、横を向いて話し掛ける場面では、
聴覚に障害のある方々には、話しかけられていること自体がわかりません。

そこで皆様には、聴覚に障害のある方々が困っていることがわかりましたら、
筆談や身振りなど、可能な方法でコミュニケーションを図るようにお願いします。

また、定型的な注意事項などは、あらかじめ表示をしておくと良いと思います。